カテゴリー別アーカイブ: 今週の一言

見識と器量

我々の思惟・言説・行為について、何が義か、利か、何人もが良心的に肯定することか、単なる私欲の満足にすぎぬことか、というような価値判断力を見識(識見)という。 見識は知識と異なる。 知は知性の機械的労作によっていくらでも得 … 続きを読む

道 義

人の志が立つに従って、人間の本具する徳性や、理性・知性は、反省ということを 知って、ここに我々の思惟・行為に、何がよろしいか、よろしくないかの判断を生 ずる。これを義という。 義は宜である。そして実践と離れることのできな … 続きを読む

気力と志操

人間の原質ともいうべき第一は気力――肉体的・精神的な力である。 これは、見てくれの身長や肉づき、外見的な体格、言語・動作に表れている向こう意気というようなものではない。むしろそういう点では振るわない、物静かな風であっても … 続きを読む

人体と大和

生理学・心理学・病理学・細胞学を始め、あらゆる医科学は、最近ますます精細に人体の神秘を究明し合うようになってきた。 人体がまったく神秘な一宇宙であることを、今日もはや何人も疑うことができない。 身体を通じて生命は、大宇宙 … 続きを読む

天に棄物なし

自然・造化・神は、一物といえども粗末には造っておらない。 物を粗末に考えないで、物を大切に考える――物を深くしるということ、あらゆる学問も、宗教も、道徳も、芸術も、すべてそこから始まる・。 どんなに愚かであり、無能である … 続きを読む

人間不和の最大なるもの――戦争

人間の不和より生じるあらゆる悲劇のうち、その最大なるものは戦争である。 人間はその始めより、生きることは戦うことであった。 そして戦いながら生きてきた。 まず荒々しい気候風土、猛獣・毒蛇をはじめ、さまざまな外敵、やがて人 … 続きを読む

人体の不和と病気

人間の長い長い歴史的経験から生まれた言葉の中には、新しい科学的研究が感を深くするような、真理の含まっているようなものが多い。 「毒気を吐く」とこ「彼奴の毒気に当てられた」というようなことは、そのまま真実なのである。 和気 … 続きを読む

家庭の不和と子女の悪化

世界的問題である少年の非行問題も、5・6歳頃、即ち学校に上がる前に十分その徴候が察知されるものであり、したがって家庭教育・環境指導よろしきを得れば、ほとんどこれを救い得るものであることは、例えば斯道の大家ハーバード大学の … 続きを読む

大和のこころ(だいわの心)

純真多感な少年時代を大和(やまと)河内(かわち)の間に過ごし、 日本を大和の国と教えられ、 しきしまのやまと心をひと問はば 朝日に匂ふ山桜花 という、本居宜長の歌を心に刻んで育った私は、大和という 言葉が好きであった。 … 続きを読む

教育の本義

教育に、間に合わせ主義の、あまり実用的・功利的・職業的は有害である。 人間はいかに物質を必要としても、人はただ衣食ばかりに生きているので はない。 もっと理性的・精神的存在である。物質や生活に捉われすぎると、かえっ てそ … 続きを読む