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長門の国一宮 住吉神社


長門國一宮 住吉神社
なだらかな丘、そこは豊かで広大な社叢に覆われ、その静寂にして明るく清らかな気の流れるところ、住吉神社は鎮座されている。
当社主祭神の住吉大神は、神代の昔、伊邪那岐命が黄泉国(死の世界)から帰られ、その穢(けが)れを祓い清められた時、新たに出現された、底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)と申される海の三神である。
仲哀天皇の九年(二〇〇)神功皇后さまが三韓征討のときに再び現れ、「吾和魂(わがにぎみたま)は玉身(みみ)の寿命(みいのち)を守り、荒魂(あらみたま)は軍船(いくさのふね)を導かん」との御教示により、大神を守り神として進軍し、その神助により交戦することなく戦勝された。この神恩に感謝し、神功皇后さまはこの地に祠を建てて、住吉大神の荒魂をお祀りになったのが住吉神社の起こりである。
古代、神霊は荒魂と和魂(にぎみたま)という二つの霊魂(れいこん)により成り立つと考えられ、荒魂は、人間生活促進のため、勇猛果敢に活動する御魂(みたま)をいい、和魂(にぎみたま)は、穏和で徳を備え、平和をもたらす御魂(みたま)をいう。
古来より、住吉大神・荒魂は、お祓いの神・交通の神・開運の神として、広く世に知られ、多くの崇敬者から篤い信仰を頂いている。
当社本殿(国宝)は、応安三年(一三七〇)周防・長門の守護、大内弘世公の再建で、九間社流れ造りといって、五社殿を合の間で連結し、社殿上の正面屋根(檜皮葺)に千鳥破風をのせ、春日造りと流れ造りを組み合わせた特徴のある建物である。また、拝殿(重要文化財)は天文八年(一五三九)に毛利元就公が寄進されたもので、屋根は本殿同様檜皮葺である。
祭典として、旧元旦に和布刈(めかり)神事が行われる。約千八百年前に始められ、和布刈鎌を持った神官が深夜の海に入り、松明の明かりでワカメを刈り神前に供える。
住吉神社由緒より