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家庭と家族制度

自由と放縦とをはき違え、すべての制約からの解放を、自由であり進歩で
あるとする考えが、多くの家庭に浸潤するに乗じて、アメリカ進駐軍当初
の日本解体方針は、日本国家の基礎とした家族制度の破壊に着手した。
その影響は大きい。
家庭を牢獄とし、家庭婦人を奴隷的・隷従的と見なし、家族制度を日本の
国民生活と進歩幸福の為に、出来るだけ善く改めてゆくと同時に、もっと
家庭――家族生活を尊重する美風を興さねばならない。
家族は、共産国家の敢えてしたような、分割を本来許されない社会的細胞
であり、立憲国家の最も心して保護せねばならなぬ構成要素である。
国民経済を決定する精神的要素の最も基本的なものも家族である。
家族の破壊・家庭の喪失は、人間の安住の場を無くする。
『憂楽志』より