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周防国一宮 玉祖神社


周防国一宮 玉祖神社(たまのおやじんじゃ)
南に清らかな佐波川、北には、景行天皇行在所跡の「宮城森」、行宮を設けられた際、八神を祭られ、その時の祭器を埋められた「八籠山(やこもりやま)」。そして御祭神の墓所とされる「玉の岩屋」など、静かな田園地に玉祖神社は鎮座されている。
当社ご祭神は、延喜式神名帳には二座とあって神名は明示されていないが、主神は玉祖命(たまのおやのみこと)で今一座は不詳である。しかし、祭典に当たっては常に二座分の御供物を献奉る仕来りになっている。
神話で知られる通り、天照大神の天岩戸隠の神事で玉祖命は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を造られ、その後天孫瓊瓊杵尊が日向国に降臨の時、供奉した五伴緒神(いつとものおのかみ)の一柱として国土統治の御創業を補佐された。社伝によれば、後にこの大前(おおさき)(大崎)の地に座して中国地方を平定し、ついにこの地で神避(かむさ)りました後、御祖(みそ)(江良)の地(玉の岩屋)に葬り、その威霊を祀ったのが当社の起源とされ、創建年月は不詳であるが、以後、玉造連(たますりむらじ)玉祖氏が祭祀を司ったとされる。
当社祭事に「玉の祭」(四月十日に近い日曜日)がある。これは、八尺瓊勾玉をお造りになられた御祭神の御神徳を仰ぎ奉り、眼鏡・時計・カメラ・宝石等を業とする者が、玉御祖大神の総本宮と崇め、全国各地より参詣し御神恩に感謝し併せて斯業発展と家内安全を祈願される神事である。
例大祭(九月二十五日に近い日曜日)の前日には「釣垂神事(つりたれのしんじ)」。海辺に神籬(ひもろぎ)を差立て、神饌のほかに釣具などを供え、豊漁海上安全の祈願祭典を執行する。
また、「占手神事(うらてのしんじ)」(山口県指定無形民俗文化財)は前夜祭で神門前に注連縄を張り廻らし、かがり火を焚いて執行する。社伝によれば「神功皇后三韓征伐の砌、当社へ戦勝の御祈願遊ばされ、この神事を御執行、出師の吉凶を手により占い給いし、茲来当社の特殊神事として今日に及ぶ」とある。
玉祖神社由緒より