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師友信條(1)-2

六・
我々は、平等を望みます。それは真理と機会とにあずかる平等であって、尊敬と報酬の平等ではありません。

七・
我々は、新しい時代の感覚と教養とを持つと共に、好い意味での日本風・東洋風なところのある人柄を愛するものであります。
いかなる革命家も真正な人々は必ずそういう風格でありました。随って学歴。職業の如何を問わず、おのずから徳と人柄とを養う古典的教養を重んずるものであります。

八・
我々は、ゆかしい孤独と共に、道の為に相結び相励ます正義と献身の美徳、師友の道に生きたいと念ずるものであります。
新しい世界の進歩や真の文化は断じて事務局や宣伝や指令などから生ずるものではなく、真剣な人々の生活の中から自発的に相呼応して生ずる師友の交わりこそ、その母体であると信じます。

九・
我々は、日本の将来が日本国民の無数の無名の家庭に在ること、それらの家庭がいかなる精神・風儀・教養をもつかに依って日本の運命と価値とを知るに足ることを信じ、子孫が今日を回顧する時、ひそかに感謝と敬慕の念を禁じ得ぬ祖先でありたいものです。

十・
我々は、未曽有の廃頽と紛争の世代の中にありますが、毅然としてあらゆる破壊的思想行動や曲学阿世に惑うことなく、
いかなる高遠な世界の理想も、要するに日本人は立派な日本国家の建成を通ぜぬかぎり、凡て妄語空想に過ぎぬことを信じるものであります。