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新元号に思うこと  

               本会 編集長 井上昌幸

本年五月一日から新元号「令和(れいわ)」となりました。
 西暦604年(推古12年)に聖徳太子が憲法十七条を制定され、第一条に
「和を以て貴しとなし…」という言葉が述べられています。
「和」の語源は、「稲の穂先が茎の先端に垂れかかる」象形と、「口」の象形
とから成り立っており、人の声と声が調和する「なごむ」を意味しています。
 アインシュタインが1,922年に訪日されて40数日滞在されました。当初
アインシュタインは、自らの感情や憎悪をあらわにしない「不思議な微笑み」
の心の奥底に入り込むことはできなかったが、各地を訪ね人々と接触し自然や
建物を見て、日本特有の伝統があることを知り、自然と人間が一体化している
この国に由来するすべてのものが密接に結びついていることに気づき、「和を
もって貴し」とする世界で、人びとは自然とも和して生きてきたことを理解し
て、帰国前に、「日本人の微笑みの深い意味が『和をもって貴し』とする世界
であった」と言われたそうです。
私たち日本人はDNAの中にこの「和をもって貴し」の心を受け継いでおり、
新しい御代を迎えて、清く明るく直き日本精神・大和(だいわ)の誠心に則って、
人格の向上を図り、猶(ゆう)興(こう)の精神を貫徹し、一燈照隅・萬燈照国を
実践していきたいものです。