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甲斐國一宮 浅間神社

「くだもの王国山梨」は、桃・ぶどう・すももの生産量が日本一として知られ、その中央部は東西に長い逆三角形の盆地で、周囲を奥秩父山地・御坂山地・赤石山脈(南アルプス)に囲まれ甲府盆地と呼ばれている。その東部、「日本一桃源郷」を宣する笛吹市に、一宮さんと親しまれる浅間神社は鎮座されている。
御由緒は、第十一代垂仁天皇八年(約二千年前)の正月始めて神山の麓(東南二㌔余)に大山祇神(おおやまつみのかみ)・天孫(てんそん)瓊々杵命(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りされたのが創祀となる。(現在は、摂社・山宮神社と称される)。そして第五十六代清和天皇の貞観七年(八六五)十二月九日に木花開耶姫命を現在の地にお遷ししてお祀りされたのが本社里宮である。
御祭神の木花開耶姫命は大山祇神の令媛で、天孫瓊々杵命の妃として皇室の始祖大令母と仰がれる大神である。大神は木の花(桜花)の咲き映るごとく端麗優美の御容姿でしかも考順・謙譲の美徳をもって天孫にお仕えして、貞節・至純・国土経営に尽くされた内助の功も極めて大きく、今日の日本の基礎を築かれた御功徳は永く日本女性の模範と仰がれている。
そして古来より、山火鎮護・農業・酒造の守護神、また婚姻・子授安産の霊徳神として多くの崇敬をあつめている。
本社の特殊神事、四月十五日の大神幸祭(おおみゆきさい)(通称:おみゆきさん)は、御祭神を遷した神輿が約二十五㌔離れた甲斐市の釜無川(かまなしがわ)の河原まで渡御し、「水防祈願」を行う祭典で、その見どころは、神輿の担ぎ手は顔には白粉を塗り、赤やピンク、黄など華やかな色柄の浴衣を着て女装し、「ソコダイ、ソコダイ」の掛け声とともに神輿を担ぎ(現在は交通事情もあり、神輿を担ぐのは限られた区間)、甲府盆地に春を呼ぶ祭りとして多くの参拝客で賑わっている。
浅間神社由緒より