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「御代替わり」『今上天皇に期待する』

                            本会理事 谷﨑 利男
 昭和から平成の御代替りの即位は昭和天皇の崩御による即位で、国全体が喪に服し
ており、抑えた形の即位だったようですが、今回の即位は、上皇が譲位の御意向を強く表明
された時に始まります。この事が政治に関与したと一部で指摘されましたが、大多数の国民
が好意的に受け止め、翌年、天皇陛下の退位を認める特例法が成立しました。
その結果、上皇もお元気でこの日をお迎えになられ、国民も祝賀ムードの中で祝いました。
今上天皇陛下は即位にあたり、皇太子殿下の頃とは別人のような威厳のある堂々とした風格
で、決意を述べられました。御覚悟が容貌にも現れたのでしょう。
一般参賀では、過去最高の14万人を越える祝賀者に向け、剣璽(けんじ)(剣と勾玉)等の
承継の儀、及び即位後朝見の儀を終えて、皆さんからお祝いいただくことを「うれしく思い、
深く感謝いたします。我が国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂
げることを心から願っております」と述べられ、皇后陛下も、昔の御病弱さは、微塵もなく
凛々しい微笑みでおられました。
 一方、世界情勢は、また混沌の時代に戻ろうとしています。何が起こってもおかしくない
状況に見えます。今こそ世界は、安岡先生の「万世の為に太平を開く」という大原則・大精
神を確乎として樹立するべき時ではないでしょうか。
今上天皇陛下はすでに世界的にも評価される水の権威になられています。国民を思い、国民
に寄り添う象徴天皇の責務を果たされると同時に、日本が「万世の為に太平を開く」盟主た
るべきを期待したいと思います。
そのためには、国民を創る教育も、見直さねばならないのではないでしょうか。