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武蔵総社 大國魂神社

東京都のほぼ中央に位置する府中市は、古より武蔵国の政治・経済・文化の中心地として国府が置かれたことに由来する。武蔵府中とも呼ばれ、そのキャッチフレーズは「ほっとするね、緑の府中」と口ずさまれ、その中心部に国の天然記念物に指定された「馬場大門ケヤキ並木」の大木が、参詣者を誘うがごとく500㍍の参道をなし、その南端、緑の神域に大國魂神社は鎮座されている。
大國魂神社は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵国の護り神としてお祀りされた社で、この大神は、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)と御同神で、大昔武蔵国を開拓され、人びとに衣食住の道を教え、また医療法やまじないの術も授けられ、俗に福神または縁結びの神として篤い崇敬を受けられている。
当社の創立は、景行天皇41年(111)5月5日で、当時は武蔵国造が代々奉仕されていたが、大化の改新によって、武蔵国府がこの地に置かれたので、国司が奉仕する様になり、管内神社の祭典を行う便宜上、武蔵国中の神社を一ヶ所に集めてお祀りをした。これが武蔵総社の起源である。なお、本殿左右の相殿に、国内著名の神社六社(小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)を合祀したので、六所宮とも称されるようになった。
当社の例大祭「くらやみ祭」は、東京都指定無形民俗文化財に「武蔵府中のくらやみ祭」として指定され、毎年5月5日を中心に70万人の人出と共に盛大に執り行われる。その神事は、4月30日に品川海上禊(みそぎ)祓(はらい)式に始まり、5月3日の競馬(こまく)式(らべ)、4日は万燈大会・太鼓の競演・22台の山車行列。そして5日は神輿の渡御に先立ち、道清めの儀・太鼓の送り込みなどの後、花火の合図で祭りの最大の見所である”おいで”と呼ばれる渡御が、八基の神輿と威勢のいい担ぎ手と大太鼓に導かれ御旅所まで渡御され、祭りは最高潮の賑わいと盛り上がりをみせることとなる。
大國魂神社由緒より