カテゴリー: 今週の一言, 新着情報   パーマリンク

活 学

真理を学ぶとか、道を修めるとかは、これは要するに、自分に与えられた心というものをいかんなく究明し発揮することである。

どんな一事・一物からでも、それを究尽すれば必ず真理に近づいてゆき、竟には宇宙・天・神という問題にぶつかるものだ。

活きた学問をやろうと思ったら、なるべく自然と人生の多方面に通ずるものを発見しなければならない。『論語』を読むにも、倫理学・政治学・社会学・歴史哲学・或いは心理学・物理学等と、多方面から実証することによって初めて活きた学問になる。

経書は学問の最も根幹である。したがって一経書を学べば、これを根幹にして色々構成することができる。西洋哲学・生物学・物理学、なんの学問でもこの根幹に連結することが可能だ。つまり一切の学問を経書の注釈にするよう勉強すればよい。

学問の真の目的は、人間の本質をよく把握し、これに随って本当の楽を得ることにある。決して片々たる知識や技術を習得することにあるのではない。
ところがこれを錯誤することから学問の堕落が始まり、ひいては人間の堕落や過失を招く。

照心語録より